保険貧乏になってはいませんか?家計と保険のベストバランスを考えよう



一般的な生命保険の保険料を知りましょう

 

 

自分の保険料も気になりますが、他の人がいくら位なのかも気になりますよね。そこで、平成28年に公益財団法人生命保険文化センターから公表された1年に生命保険料のデータがあるので参照してみて下さい。

 

年間12万円未満、男性:26.7%、女性:40.8%。年間12万円~24万円、男性:33.6%、女性:31.8%。年間24万円~36万円、男性:16.7%、女性:13.5%。年間36万円~48万円、男性9.5%、女性:3.7%。年間48万円以上、男性:6.2%、女性:4.8%、という結果です。

 

この保険金額には、民間の生命保険、共済、郵便局なども含まれています。男性の場合は、全体の60%が年間24万円までとなっています。年間24万円なら月々にすると約2万円です。自分の生命保険と年金保険を合わせればそのくらいの金額になるでしょう。

 

一方、女性の場合は、男性と比べて年間12万円以下の人が40.8%と高くなっています。何と半分ということです。

 

保険貧乏だと思われる人は、とにかく自分の入っている保険料と一度しっかり照らし合わせて、どのくらい保険料を削るべきなのか考えてみてください。生命保険の加入よりも、まず貯金をすることの方が重要だと思います。

 

保険というのは現在の貯蓄に対して、リスクを補填していくという部分に本質があります。保険貧乏の人に多いのは、生命保険はあまり必要ないが、老後の貯蓄として加入しておこうという考えでしょう。若いうちは月数万程度なら支払可能なので払ってしまうパターンかもしれません。

 

保険は半強制での積立となる点が貯蓄と違います。若い人は無理のない程度の保険料設定をしましょう。できるなら、何かあった時に使えるような余裕資金は生命保険以外で貯蓄することを考えてみてください。